Windows 11でVPN接続を始めるには、契約やアカウントの準備だけでなく、対応クライアントの導入、サブスクリプションURLの読み込み、接続先の選択が必要です。Clash Vergeは、設定をプロファイルとして管理し、ルールに応じて通信を振り分けられるクライアントです。画面の表示やメニュー名はバージョンによって異なるため、本記事では基本の流れと、設定後に確認しておきたい点を順番に説明します。
設定を始める前に確認すること
まず、利用するサービスのアカウントと有効なサブスクリプションを用意します。クライアントをインストールしただけでは、接続先の情報は追加されません。一般に、サブスクリプションURLを登録すると、接続先やルールなどの設定をクライアントへ読み込めます。利用できるプロトコルや設定形式はサービスとクライアントの組み合わせによって異なります。Clash Vergeが対応する形式か、契約先の案内で確かめてください。
URLは単なるページのアドレスではなく、設定を取得するための認証情報として機能する場合があります。コピーしたURLを公開チャット、掲示板、共有ドキュメントなどに貼らないでください。スクリーンショットをサポートへ送る際も、URLやアカウント情報が写っていないことを確認します。誤って公開した可能性があるときは、契約先のパネルやサポートでURLを再発行できるか確認しましょう。
90+
国・地域
150+
回線
14日
無理由返金
無制限
同時接続台数
これらはサービス情報の概要であり、個々の接続先の利用可否や速度を保証する数値ではありません。契約内容、提供される設定、利用条件をあらかじめ確認してください。
Clash VergeをWindows 11にインストールする
Clash Vergeの入手先は、提供元が明示されている公式配布ページを利用してください。検索結果や第三者のダウンロードサイトには、別のソフトウェアや改変されたインストーラーが掲載されることがあります。配布ページでWindows向けのファイルを選び、ファイル名や公開元、対応するシステムを確認してから実行します。提供元やファイルの真正性を確認できない場合は、インストールを進めないでください。
- Windowsの設定で、システムが最新の状態か確認します。
- 信頼できる配布元からWindows用インストーラーを取得します。
- 画面の案内に沿ってインストールし、完了後にClash Vergeを起動します。
- Windowsのセキュリティ警告が表示された場合は、発行元やファイルの入手元を確認してから判断します。
起動時に管理者権限を求められた場合、何の設定を変更するための権限かを確認してください。とくに仮想ネットワークアダプターを使うモードでは、ドライバーの追加やネットワーク設定の変更が必要になることがあります。一方、通常のシステムプロキシ利用では、同じ機能が必要とは限りません。用途が分からないまま管理者として常時実行するのではなく、必要な機能と権限を切り分けましょう。
インストール後にアプリが起動しない、Windowsの保護機能がファイルをブロックする場合は、警告を無視して実行するのではなく、配布元とファイルを再確認します。古いバージョンをすでに導入している場合は、設定を残す方法や更新時の注意を配布元の案内で確認してから更新してください。
サブスクリプションURLを登録する
アプリを起動したら、契約先のユーザーパネルでWindows向けの設定方法を確認し、サブスクリプションURLをコピーします。Clash Vergeの画面でプロファイルやサブスクリプションを管理する欄を開き、新しいプロファイルの追加を選びます。入力欄が表示されたらURLを貼り付け、名前は接続先を区別できるものにします。保存や読み込みを実行すると、プロファイルが一覧に表示されるのが一般的です。画面名やボタンの位置はバージョンで異なることがあるため、見つからない場合はアプリ内の説明も参照してください。
URLを入力しても読み込みに失敗する場合は、余分な空白や改行が付いていないか、URLの先頭から末尾までコピーできているかを確認します。契約が有効か、ネットワークから契約先のページへアクセスできるかも確認してください。コピーし直しても失敗する場合、通常のWebページのURLを貼っていないか、Clash Vergeで扱える形式か、契約先が案内する手順と照らし合わせます。認証情報を公開したり、無関係なオンライン変換サービスへ入力したりして解決しようとするのは避けてください。
プロファイルの読み込み後は、接続先一覧が表示されるか確認します。一覧が見えることは設定の取得ができた目安ですが、通信が正常にプロキシ経由になったことまでは示しません。接続先の名称や地域を見て、目的に合う項目を選んでください。地域やサービスの利用条件を確認するときは、サービスの案内も参照し、中国VPNの概要と実際にパネルで提供される設定を混同しないようにしましょう。
接続先と通信モードを選ぶ
プロファイルを読み込んだら、接続先を選択します。クライアントによっては、プロキシ一覧から手動で選ぶ方法と、自動選択のグループを使う方法があります。名称に「自動」や「最適」と表示されていても、常に同じ接続先が選ばれるとは限りません。特定の地域を必要とする利用では、接続先の表示を確認し、必要に応じて手動で選びます。選択を変えた後は、ブラウザーなどで目的の通信を改めて確認してください。
Windowsで確認したいのがシステムプロキシとTUNモードの違いです。システムプロキシは、Windowsのプロキシ設定を参照するアプリの通信を対象にします。アプリが独自の通信方式を使う場合などは、システムプロキシを設定しても対象にならないことがあります。TUNモードは仮想ネットワークアダプターを利用して、より広い範囲の通信を扱う方式ですが、権限やアダプターの設定が関係します。どちらが適切かは、利用するアプリと契約先の案内に基づいて判断してください。
| 設定項目 | 通信の扱い | 確認する点 |
|---|---|---|
| システムプロキシ | Windowsのプロキシ設定を利用するアプリが対象 | 対象アプリがプロキシ設定を参照しているか |
| TUNモード | 仮想ネットワークアダプターを通じて通信を処理 | 必要な権限、アダプターの状態、競合するソフトの有無 |
| ルール設定 | 宛先などの条件に基づいて通信経路を振り分ける | 対象ドメインやアプリが意図したルールに合うか |
ルールモードでは、すべての通信が同じ経路を通るとは限りません。直接接続のルールに一致した通信はプロキシを通らない場合があります。全通信をプロキシ経由にするグローバル系のモードが表示されていても、利用環境やアプリの仕様により挙動が異なることがあります。まずは基本のルールを使い、必要な通信が想定どおりかを一つずつ確認してください。
モード選択の要点:ブラウザーなど一部のアプリを使うならシステムプロキシから確認し、対象外の通信がある場合はTUNモードの必要性を検討します。設定を一度に複数変更せず、変更ごとに接続状態を確かめましょう。
接続とプロキシ設定を確認する
接続操作の後、Clash Vergeの画面で選択中のプロファイルや接続先、接続状態を確認します。そのうえでブラウザーを開き、普段アクセスするページが読み込めるか試します。アプリにログや接続履歴の画面がある場合は、対象のリクエストが表示されるか、どのルールに一致したかも確認できます。「接続済み」という表示だけでは、すべてのアプリの通信が想定した経路を通っているとは限りません。
システムプロキシを選んだ場合は、Windows 11の「設定」から「ネットワークとインターネット」、「プロキシ」の順に開き、手動プロキシの設定状態を確認します。Clash Vergeが管理している設定とWindows側の表示が食い違う場合は、アプリのモードを切り替えた後にWindows側も見直してください。別のプロキシソフトが同時に有効だと設定が競合することがあるため、他のクライアントを終了してから試すのも有効です。
- ✅ プロファイルの更新が完了し、接続先一覧が読み込まれている
- ✅ 目的に合う接続先と通信モードが選択されている
- ✅ Windowsのプロキシ設定とClash Vergeの表示に矛盾がない
- ✅ ブラウザーや必要なアプリで、目的のページや機能を確認した
- ❌ 失敗の原因を特定する前に、複数のモードや設定を同時に変更しない
ページが開けても期待した地域やサービス表示にならない場合は、ブラウザーのキャッシュや既存セッション、DNS設定、ルールの一致状況など複数の原因が考えられます。接続先を何度も切り替える前に、いったんログアウトやページの再読み込みを行い、ルールの確認をしてください。サービス側の利用条件やアカウント要件は、ネットワーク設定を変更しても置き換えられません。
更新と接続トラブルの見直し
サブスクリプションの設定は、接続先やルールの変更を反映するため、契約先の案内に沿って定期的に更新します。Clash Vergeに更新操作がある場合は、対象のプロファイルを選んで更新し、完了後に接続先一覧を確認してください。更新に失敗したときは、インターネット接続、URLの入力ミス、契約状態、クライアントとの形式互換性を順に見直します。URLを何度も新規登録するより、既存プロファイルの更新状態を確認するほうが混乱を防げます。
接続できない場合は、まず他のプロキシクライアントやVPNアプリを終了し、Clash Vergeだけを起動した状態で確認します。次にプロファイルが最新か、接続先が選ばれているか、システムプロキシまたはTUNモードが有効かを確認します。TUNモードを使う場合は、アダプターが無効になっていないか、Windowsのセキュリティソフトやネットワーク制御ソフトが通信を妨げていないかも確認します。確認中は変更した項目をメモし、問題が起きる前の状態へ戻せるようにしてください。
接続後に一部のサイトだけ開けない場合は、ルールによる直接接続とプロキシ接続の違いを確認します。すべてのサイトで失敗する場合は、選択した接続先の状態、プロファイルの読み込み、Windows側のプロキシ設定を切り分けます。ネットワークを切り替えた後に設定が残っているように見える場合は、アプリを再起動し、必要ならWindowsのプロキシ状態を確認してから再接続します。
公式配布元のバージョン情報と契約先の設定ガイドを照合し、クライアント更新後にプロファイルやモードの名称が変わっていないか確認しましょう。操作しても解決しないときは、エラー表示、アプリのバージョン、利用モード、問題が発生する範囲を整理してサポートへ伝えると、原因を絞り込みやすくなります。問い合わせにはサブスクリプションURLやパスワードを含めず、ログを共有する場合も認証情報や個人情報を隠してください。
Windows 11での基本手順は、信頼できる配布元からクライアントを導入し、対応するサブスクリプションを登録し、接続先とモードを選び、実際の通信を確認することです。設定を一度に増やすのではなく、プロファイル、接続先、プロキシ方式の順に確認すれば、読み込み失敗と通信経路の問題を分けて調べられます。クライアントや契約先の仕様が更新された場合は、最新の案内を優先してください。